40代、男、独身です。
もともと、皮膚が弱いのですが、10年ほど前に症状が悪化し、尋常性乾癬との診断を受けました。
最近では、関節の変形や指先の拘縮が現れ、間接性乾癬の診断も受けました。
日常生活が困難になってきています。
処方されている何種類かのステロイド剤も、かゆみや炎症には効果的ですが、この先もずっと使い続けるしかないのかと思うと、とても不安です。
せめて皮膚の症状だけでも、薬に依存し過ぎずにある程度自分でコントロールできるようになりたいです。
時間がかかるのは覚悟しています。
アドバイスよろしくお願いします。
@Tさん42歳
皮膚疾患に悩む方々のお話しは、これまでたくさん聞いてきました。
学校や社会の中で生きていく上で、絶望から深刻な鬱症状に悩む患者さんも少なくありません。
そんな中、Tさんからのメッセージからは、とても前向きでポジティブなオーラを感じました。
私にも同じことが出来るかと、考えさせられました。
間接性乾癬の患者さんは、乾癬患者全体の8%ほどと言われています。
指先の拘縮は、物理的に日常生活動作を脅かすので、いちいち、お辛いところかと思います。
私からアドバイス出来ることはただ一つ。
日頃のスキンケアのやり方を見直してゆきましょう。
特に洗顔と入浴後の全身の保水です。
まずはお湯の温度。
頭皮も含め、全身32度〜34度くらいが理想です。
体感としては、水でもお湯でもないと感じる温度です。
実際にこれだけで、かなり改善される方もいます。
熱いお湯や、シャワーヘッドからのお湯を直接顔にあてるなどは避けましょう。
化粧水は何を使ってもOKです。
赤ちゃん用など、肌の弱い自分に合った低刺激性のものを選びましょう。
洗顔後や、入浴後は、全身を素早く保水します。
擦らずに、手のひらでシールを貼るような感覚で、全身に押し当てるようなイメージで行ってください。
Tさんの場合は、保湿剤が処方されているようなので、乳液などは使わずに、
「保水→保湿剤→お薬→ベビーパウダー」
の手順でケアしましょう。
保湿剤の塗り方も、化粧水の塗り方と同じです。
手のひらは紙やすりだと思って。
タオルも擦らず押し当てて使います。
乾癬は、ターンオーバーが異常に早く、産まれたての肌のバリア機能が、まだ整わないまま表に出てきてしまうのが特徴です。
謝ったスキンケアを続けてしまうと、この症状の悪化を招く可能性があります。
洗顔と入浴後の全身の保水
まずは、ここに取り組んでみてください。
きっと変化を体感されるはずです。
少しでも快適になりますよう、陰ながら応援しています。
@かわむら
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